介護職を20年続けてわかった、人間関係が“しんどくなる職場”の共通点

「介護の仕事は嫌いじゃない。でも、人間関係が本当にしんどいんです…」
そんなふうに感じながら、毎日出勤している方も多いのではないでしょうか?

私も20年、介護の現場で働いてきました。
新人の頃は看護助手として病院で働いていましたが、上下関係や気の強い看護師さんとの関係に悩み、
デイサービスに移ってからは“ボスキャラ”的な先輩に振り回され、休みの日はぐったり。
何もしたくない…そんな日が続いていた時期もありました。

それでも辞めずに続けてこられたのは、「もう自分が管理者になって、あんな職場を変えてやる」と本気で思ったから。
今では「利用者様が笑顔で暮らせること」と「職員が自分の仕事にプライドを持てること」は、両方とも諦めちゃいけないと強く思っています。

この記事では、しんどさの正体と、乗り越えるために私が試してきたことをお話しします。
あなたが今つらいなら、「ひとりじゃない」と感じてもらえるとうれしいです。

なぜ介護職の人間関係は“しんどく”なりやすいのか?

介護の仕事って、実は「感情を使う仕事」なんです。
利用者様やご家族の思いに寄り添い、スタッフ同士で連携し、優しさと気配りで現場を支える。
でも、常に笑顔でいなきゃ、良い人でいなきゃって頑張りすぎると、だんだん心が擦り減っていく。

心に余裕がなくなると、

  • ちょっとした言葉にイライラ
  • 「自分ばっかり頑張ってる」と孤独になる
  • 同僚の一言が、棘のように刺さる

そんな状態に陥ることも珍しくありません。

実際、私も昔、デイサービスの現場で「ボスキャラ先輩」の機嫌ひとつで空気がピリつく職場にいました。
その頃は、休日に何もする気が起きないくらい疲弊していて…
「自分に問題があるのか?」と、何度も自信を失いました。

私が経験した「ヤバい職場」の特徴

「ここ、ヤバいかも」と感じた職場には、いくつかの共通点がありました。

  • 新人いびりが“伝統”になっている
  • 管理者がスタッフ間の問題にノータッチ
  • 「助け合い」と言いつつ、実際は押し付け合いの空気
  • 誰か1人のご機嫌をうかがわないと回らない構造
  • 休憩室が「悪口の情報交換会」になっている

こういう職場では、人がどんどん入れ替わり、残るのは“慣れた人”だけ。
新人が育たない。誰も本音を言わない。現場に活気がない。
思い出すだけでも、あの息苦しさはリアルです。

それでも辞めなかった理由と、乗り越えた方法

じゃあ、なんで辞めなかったのか?
正直、気力だけでは続けられませんでした。私が意識してやっていたのは、こういうことです:

● 職場の外に「仲間」をつくる

違う施設で働く介護職の仲間と話すことで、「私だけじゃない」と思えたのは大きかったです。
共感し合える仲間の存在は、精神的なセーフティネットになりました。

● 同じ志の仲間を見つける

職場の中でも、“利用者の笑顔が好き”という価値観を持った人とは、自然とつながれる。
そういう人と少しずつ距離を近づけて、味方を増やしました。

● 心の中で密かに思っていた「逆転の野望」

「いつか自分が管理者になって、こんな空気を一掃してやる!」
本気でそう思っていました(笑)。この野心が、不思議と力になったんです。

今の自分が新人に伝えたいアドバイス

ここまで読んでくれたあなたに、伝えたいことがあります。

優しさだけでは乗り越えられない現実も、介護の世界にはあります。
でも、あなたの良さをちゃんと見ている人は、必ずいます。
それが今の職場にいないとしても、すぐ近くの現場にはいるかもしれません。

そしてあなた自身が、数年後には
「自分が、誰かの“働きやすさ”を守れる存在」になっているかもしれません。

おわりに

介護職の人間関係って、本当に難しい。
でも、それだけに「いい職場」って、人生を変えるくらいの出会いになることもあるんです。

このブログでは、私の経験をもとに、
今まさに悩んでいるあなたの背中をそっと押せるような言葉を届けていきます。

「大丈夫、一緒にがんばろう」って、思ってもらえるような場所にしたいと思っています。
また読みにきてもらえたら嬉しいです。


もし今の職場に限界を感じているなら…
「自分らしく働ける場所を見つける」のも、大切な選択肢の一つです。

介護職向けに、信頼できる転職サービスを比較した記事も書いています。
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あなたの一歩が、よりよい働き方につながりますように。


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